健康になる住まい 02

前回では自然素材の優と称される〝漆喰〟の特性に触れましたが、
このところの自然素材ブームで漆喰以上に多用途に使われているのに〝珪藻土〟があります。
珪藻土層を切り出し、整形焼結した「七輪」の材料と言った方が解り易いかも知れません。

珪藻の遺骸堆積物である事は周知の如くですが、海水産と淡水産があり、
それぞれ能登地方や岡山の蒜山地方が有名です。
能登と言えば輪島塗で有名ですが、木地に漆の吸着力を高めるために珪藻土を混ぜていると聞きます。
前号でも触れたように、漆喰や石膏、セメントは水と混ぜれば固まる性質があるので
そのまま建材として使うことが出来ますが、珪藻土には固化材が必要です。

漆喰と同じように安全で身体にやさしい素材であることは誰もが認めるところです。
しかしながら、性質上、固化材が必要であり、左官材としての珪藻土建材の殆どが合成樹脂を使っているところに懸念があります。湿度調整や断熱、保温効果など、珪藻土が持っているこれら万能性質が、この合成樹脂の成分よって阻害されることは否定できません